VBA｜メッセージや警告を表示させないようにしたり、エラーを無視したりする方法

ファイルを開いたり保存したりするたびに、メッセージが表示されたり、データリンクの更新について聞かれたりと、メッセージや警告が表示され、せっかくの自動処理がストップしてしまわないよう、Excelくんに黙っておいてもらう方法です。

各種

いずれも、目的を達成したら「もう話してもいいよ～」と ~ true へもどしたりしよう。

警告を非表示

Application.DisplayAlerts = False
'処理を記述
Application.DisplayAlerts = true

画面の更新を停止

Application.ScreenUpdating = False
'処理を記述
Application.ScreenUpdating = true

次の処理はエラーを無視させる

On Error Resume Next
'エラーを無視させる処理を記述

データリンクの更新をせずにブックを開く

Workbooks.Open "開きたいファイル" , UpdateLinks:=0

とにかく閉じる（保存せずに閉じる、とか）

Workbooks.Close SaveChanges:= False

これでも同じ

Application.DisplayAlerts = False
"閉じたいファイル".Close
Application.DisplayAlerts = true

保存して閉じたいならこうするだけ

Workbooks.Close SaveChanges:= true

イベントを実行させない

※自動マクロを起動させたくないときとかに使う。

Application.EnableEvents = False
'処理を記述
Application.EnableEvents = true

サンプル

ファイルを開いて閉じるだけ。

Sub OpenClose()
    
    Dim FilePath As String: FilePath = "開きたいファイルのフルパス"
    
    '// 画面更新の停止
    Application.ScreenUpdating = False
    
    '// データリンクの更新をしないで開く
    Dim Book As Workbook: Set Book = Workbooks.Open(FilePath, UpdateLinks:=0)
    
    '// エラーを無視して次へ
    On Error Resume Next
    Range(Cells(1, 1), Cells(hoge, hoge)).Value = "hogehoge"
    
    '// 保存せずに閉じる
    Book.Close SaveChanges:=False
    
    '// 画面更新の再開
    Application.ScreenUpdating = True

End Sub